そもそも報連相は外向型向きの習慣なのでは?
報・連・相が苦手、という方、多いのではないでしょうか。 それだけをテーマにした本があるくらいですから、みんながみんな、何の問題もなくできているわけではありません。
特に内向型の方は
・いま話しかけたら迷惑ではないか?
・もっと情報をまとめてから伝えた方が相手にとってもよいのでは?
など、つい相手のことを思いやっていまい、報・連・相が必要だとは思っていてもなかなか出来ない、そんなことはありませんか?
相手がお世話になっている方であるほど気を使ってしまう。また逆に、相手が気難しいタイプだと、何を言われるかわからず、話しかける気にもなれなくなってしまう。
なにかと悩ましい報・連・相ですが、もしかしたら報・連・相という習慣自体、外向型向きのコミュニケーション方法なのかもしれません。
報・連・相が楽になる考え方、方法
そんな報連相ですが、楽に行える方法があります。もちろん、相手との力関係や、状況、あなたの内向型度合いによってその方法は変わってきますが、ここでは広く使える方法をご紹介します。
それは、前もって「タイミングと手段を決めておく」というものです。そのために、こちらから相手に提案をしてしまいます。
一つ具体的な例をあげると、
「この件については、○日にメールでのご報告でよいでしょうか?」
という提案です。
特に内向型の方にとっては、対面での報告よりもメールのほうが気持ちが楽なことが多いですから、自分から「メールでよいでしょうか」と提案します。
その結果、「それでよいよ」となるかもしれませんし、「いや、こうしてほしい」となるかもしれません。
ここで大事なのは「タイミングと手段を決める」ことなので、提案した結果、どちらになったかという事は重要ではありません。
いったん決めてしまえば、それは相手も了承していることになるので、何の遠慮もなく報連相することができます。
繰り返しになりますが、どんな方法が有効であるかは、相手との関係、状況、あなたの内向型度合いによって変わってきます。あなたにとって一番良い方法を探してみましょう。