話している最中に頭が真っ白になってしまう、そんなあなたに
あがり症のかたに試してみて欲しい事があります。
話している最中に頭が真っ白になってしまい、そのあと続けることが出来なかった。いいたいことはたくさん用意していたのに、いざその場になったら半分も伝えることが出来なかった。緊張のあまりぎこちなくなってしまい、なんとか最後までは伝えたが、相手にどう見られたかが不安。
わたしも同じような経験をたくさんしています(そして、実をいうといまでも頭が真っ白になることがあります)。どうすればすらすらと話すことができるのでしょうか。
まず一番大事なことですが、あがっていようといまいと、相手は対して気にしていない、ということを理解しておくことです。つまり、あなたの説明がたどたどしくても、頭が真っ白になって間があいたとしても、相手にとってはそれほど気にもしていないし、問題ではない、ということです。
しかし、こんなことを言ったところで何の解決にもなりませんね。できればすらすらと説明したいですし、話すたびにドキドキするのを減らしたいというのはあるでしょう。ですので、やはりあなた自身の為に改善策が必要です。しかし、その改善の第一歩はさほど難しい事ではありません。なぜなら、話すネタがあり、実際に話す機会もあり、そして緊張しながらも何度か話しているという「話している実績」があるからです。
ただ、忘れないで欲しいのは、一定の練習は必要だという事です。いきなりすらすらしゃべれるようになるような方法はありません。ここでは、練習さえ積めば、誰にでもできる方法をお伝えします。
話の要点、結論を5秒にまとめる
それは、話を5秒にまとめる、ということです。本当に伝えなければならないことを、5秒にまとめましょう。5秒であれば、暗記することも練習することもカンニングペーパーをつくることも楽になります。
いきなり全ての話を5秒にまとめるのは難しいですから、まずは1分程度の話から始めます。そして、もとの1分の話を、要点5秒、その後の補足55秒、という風に考えます。
もし1分をするのが難しければ、30秒の話を5秒にすることから始めましょう。それができるようになったら、次は1分、その次は2分。3分の話なら、それを3等分して、1分の話を3つにしましょう。そしてそれぞれの1分の話を、要点5秒+55秒にします。
これは事前準備に時間がかかってしまいますが、うまく話せるかどうかはこの事前準備がすべてと言っても過言ではありません。要点を5秒話した後は、「といいますのは・・・」といって後の55秒を続けると楽です。もし頭が真っ白になって続けることが出来なくても、すでに要点は相手に伝えているので、あなたの目的は果たされたといっても過言ではありません。
5秒にまとめるのは大変ですし、日々の練習も必要ですが、これが出来るようになるとぐっと楽になります。ぜひ試してみてください。
慣れてくると、簡単に5秒にまとめることができるようになります。